この記事を読むとあなたのタイプに合うピックルボールパドル(ラケット)が分かります。目玉はミズノが2026年8月に国内発売する3機種と、全国の施設が実際にレンタル採用しているパドルの実名調査です。
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結論の早見表——タイプ別のおすすめ基準
| あなたのタイプ | 選ぶ基準 | 理由 |
|---|---|---|
| 初めての1本 | 16mm厚×ハイブリッド形状×カーボン面、1万円台 | 打感が柔らかくコントロールしやすい。スイートスポットの広さと価格のバランスが最良 |
| 女性・ジュニア・非力な人 | ワイドボディ形状の軽量モデル | 面が横に広くスイートスポットが最大級。振り回しが軽く当て負けしにくい |
| テニス経験者 | あえて16mmのコントロール型 | テニスの感覚で打つと飛びすぎてアウトが増えるため、「飛ばない」寄りが正解(詳細は後述) |
| 2本目・中級以上 | 14mm厚のパワー型、またはフォームコア系 | 反発が強く決定力が出る。スイートスポットの狭さは技術でカバーできる段階 |
| 国産ブランドで選びたい | ヨネックス(EZONE/VCORE・各31,900円税込)またはミズノ(16,500円〜・2026年8月発売) | 国内正規流通で入手しやすい。ヨネックスは新潟の自社工場製、ミズノは2026年8月発売の新規参入(詳細は後述) |
| 最新技術を試したい | フォームコア・重量調整機構つきの海外モデル | 2026年の潮流。国内流通は少なく並行輸入中心 |
選び方の3軸——厚さ・形・表面
① 厚さ(コア厚):市場の大半は16mmか14mm(13mm)の2択です。16mm=コントロール型(クッション性があり打感が柔らかい、柔らかいショットが安定)、薄い14mm=パワー型(反発が強く球速が出るが、スイートスポットはやや狭い)。初心者は16mmが定石です。
② 形状:縦に長いエロンゲート(リーチとパワー、上級向け)、横に広いワイドボディ(スイートスポット最大・操作が軽い)、中間のハイブリッド(迷ったらこれ)の3系統。日本の体育館プレー中心なら、ネット際の細かい操作がしやすいハイブリッド〜ワイドが扱いやすい選択です。
③ 表面素材:市場の9割はカーボンファイバーで、初めての1本もカーボンで問題ありません。表面のざらつき(グリット)がスピン性能を決めますが、塗装でざらつきを作っているタイプは使い込むとスピンが落ちやすい——これは価格の安いモデルで起きがちな、スペック表には出ない差です。

ここまでの3軸の詳しい解説と計測基準はパドルの選び方ガイドにまとめています。
国内メーカーの選択肢——ミズノが2026年8月発売・ヨネックスは日本製
これまで市場は米国系ブランドが中心でしたが、国内大手の参入で「国産で選ぶ」が現実的な選択肢になりました。検索上位の比較記事の多くはまだこの動きを反映していません(2026年8月時点の当サイト調べ)。
ミズノ——2026年8月に国内発売開始(新規参入)。2026年7月10日の公式発表によると、パドル3機種を2026年8月から国内販売します(米国では2026年4月から先行発売)。2025年10月には日本ピックルボール協会と普及パートナー契約を締結しています。
| モデル | 位置づけ | 価格(税込) |
|---|---|---|
| CALIBER | エントリー〜中級者向け。扱いやすさ重視 | 16,500円 |
| ACROSPEED SX | 操作性・コントロール重視の中上級者向け | 31,900円 |
| ACROSTRIKE LX | パワー重視の中上級者向け | 39,600円 |
ヨネックス——2024年7月から日本製パドルを展開。公式発表のとおり、テニス・バドミントンで培ったカーボン技術を使う「EZONE」「VCORE」の2系統(公式オンラインショップ価格は各31,900円・税込)を、新潟の自社工場で一貫製造しています。国内の岩手県の施設ではYONEX協力の無料体験会が開かれた実績もあり(モリオカロイヤルテニスクラブ・2024年11月)、テニススクール系の施設との親和性が高いブランドです。

国産を選ぶ実利は「国内正規流通で買いやすく、正規店のサポートを受けやすい」こと。一方で、最新のフォームコア系技術(後述)は米国ブランドが先行しているため、最新スペック重視なら海外勢、入手性と安心感なら国産という整理が2026年8月時点の現状です。
「Gen3」「フォームコア」とは——2026年の技術トレンド
パドルのスペック表で見かける「Gen3」などの世代表記は、コア(芯材)の進化段階を指します。ざっくり言うと——
- Gen1:ポリプロピレンのハニカム(蜂の巣)コア+カーボン等の表面。柔らかい打感でコントロール重視
- Gen2:表面素材の改良でパワーとスピンを強化した世代
- Gen3:ハニカムコアに発泡フォームを注入し、反発と安定性を両立させた世代。現在の高性能パドルの主流
- Gen4〜:フォーム全体をコアにする「フルフォームコア」等の最新世代。振動吸収と耐久性が高く、2026年の海外市場の主役です
2026年の海外レビューでは、フォームコアに加えて摩耗しにくい「長寿命グリット」と、パワー一辺倒からコントロール回帰への揺り戻しがトレンドです(反発規制PBCoRの影響)。海外の注目株には、重量を後から調整できる機構を載せたSelkirk「Omni」、低い力で威力が出るRPM「Q2」などがあります(国内流通は少なく並行輸入中心)。
タイプ別・注目モデル
国内の専門店・競技者の間で評価が定着しているモデルを、タイプ別に紹介します。価格は変動するため、リンク先で最新価格をご確認ください。
初めての1本に——コスパ重視の定番
| Friday Original(フライデー) | 1万円台の定番。価格帯を超えて広いスイートスポットとポップなデザインで、「最初の1本」として名前が挙がることが最も多いモデルのひとつ。表面が塗装タイプのため、長く使い込むとスピン性能は徐々に落ちる点だけ留意 |
|---|---|
| Vatic Pro Prism Flash | 初心者向けの定番として専門店でもよく薦められる、扱いやすさ重視の1本 |
| Spartus Odyssey Apex | エントリー価格帯ながらカーボン×グラスの3層構造で耐久性が高い。同シリーズでワイド(Oracle)・縦長(Orion)の形違いも選べる |
| MIZUNO CALIBER | ミズノが2026年8月に国内発売するエントリー〜中級モデル(16,500円・税込)。国産で選びたい人の新しい選択肢(前述の国内メーカー節参照) |
女性・ジュニアに——軽量ワイドボディ
| Six Zero Quartz | グリップが短くフェイスが横に広いワイドボディ。スイング時に軽く、スイートスポットが広いため、力に自信のない人やジュニアの1本目として選ばれている |
|---|
2本目・中級者に——パワーと世代アップ
| JOOLA Pro IVシリーズ | プロ使用で知られる定番ブランドの最新系。国内公式ストアがあり正規品を入手しやすい。施設レンタルでの採用実例もある(後述) |
|---|---|
| Gen3系のフォーム注入モデル各種 | 「今のパドルだと決定力が足りない」と感じ始めた段階で。反発と安定性の両立が体感しやすい |
施設のレンタルで使われているパドル(当サイト調査)
「実際の現場で選ばれているパドル」は、スペック表よりも信頼できる手がかりです。当サイトの全国284施設データベースのうち約8割の施設がパドルをレンタルしており、そのなかで採用モデル名まで確認できている施設を紹介します(2026年8月時点の調査。順次拡充中です)。
| ブランド/モデル | 採用施設 | 確認の出所 |
|---|---|---|
| JOOLA SENECA FDS 14mm(レンタル用) PERSEUS 3S DUAL 16mm/14mm・SCORPEUS 3S DUAL 14mm(試打用) |
IMPACT TSUKUBA Pickleball Club(茨城・専用クラブ) | 施設運営者確認済み(2026年7月) |
| Franklin FS TOUR ほか | TTC 吉田記念テニス研修センター(千葉) | 施設運営者確認済み(2026年7月) |
| Franklin製パドル | indoor sports park SUNBOW(秋田) | 施設の公式案内 |
| 施設オリジナルパドル | 安比ラケットクラブ(岩手) | 施設運営者確認済み(2026年7月) |

ピックルボール専用クラブのIMPACT TSUKUBAは、レンタル用に定番のJOOLAを置いたうえで上位モデルを「試打用」として別に用意しています。買う前に打ち比べる価値が現場でも認められている、ということです。
レンタルで数モデル打ち比べてから買うのが、結局いちばん失敗しません。パドルを借りられる施設は手ぶらで始めるガイド(全国のレンタル可否調査)から探せます。
買う前の注意点4つ
- 1万円未満の格安品は買い直しになりがち:通販の無名格安セットは素材・スイートスポットの差が大きく、上達すると必ず買い替えたくなります。長く使うなら1万円台からが結局安上がりです
- テニス経験者は「飛ぶパドル」を選ばない:テニスのスイングで打つとピックルボールのコートでは飛びすぎてアウトになります。パワー型(14mm)より、球離れを抑えられる16mmコントロール型から入るのが早道です
- 表面の仕上げを確認:スピン重視なら「塗装のざらつき」ではなく素材自体のグリット(カーボン織りなど)のモデルを。塗装タイプは摩耗でスピンが落ちます
- 大会に出るならUSA Pickleball認定(USAPA Approved)を確認:公認大会は認定パドルが条件になる場合があります。商品ページの認定表記をチェックしてください
パドルと合わせて自宅練習の環境も整えるなら、ネットの選び方・代用ガイド(規格サイズ・ポータブルネットの選び方・身近な物での代用可否)も参考にしてください。
よくある質問
初心者は何mmのパドルを買えばいいですか?
16mmをおすすめします。打感が柔らかくコントロールしやすいため、ネット際のディンク(基本技術のガイド)が安定します。パワー不足は技術が上がってから14mmで補えば十分です。
買う前に試せる場所はありますか?
あります。当サイト調査では全国の施設の約8割でパドルをレンタルでき(2026年8月時点)、専門店では試打できる店舗もあります。レンタルできる施設の全国調査を参考に、2〜3モデル打ってから選ぶのがおすすめです。
日本メーカーのパドルはありますか?
あります。ヨネックスが2024年7月から日本製の「EZONE」「VCORE」を展開しており、ミズノも「CALIBER」(16,500円・税込)など3機種を2026年8月から国内販売すると発表しています。詳しくは国内メーカーの節をご覧ください。
ラケット(パドル)は消耗品ですか?
表面のグリットは使うほど摩耗し、特に塗装タイプはスピン性能が落ちていきます。週1プレーなら1〜2年を目安に、打感の変化を感じたら買い替えを検討してください。
出典・一次情報
- Pickleball Navi 施設データベース(レンタルパドル採用ブランドの調査・2026年8月時点。施設運営者への確認結果を含む)
- ミズノ株式会社「ピックルボール市場へ参入」(2026年7月10日発表)(2026年8月2日確認)
- ヨネックス「ピックルボール日本市場に参入」(2024年発表)(2026年8月2日確認)
- USA Pickleball(用具認定基準)(2026年8月2日確認)
- 各モデルの仕様は各ブランド公式・販売ページの掲載情報にもとづく
最終確認日:2026年8月2日。製品の価格・仕様・在庫は変動します。購入前に各販売ページでご確認ください。