ピックルボールのプロ年収は?世界トップ3.8億円と日本の大会賞金200万円【2026年8月】

この記事を読むとピックルボールのプロが実際にいくら稼ぐのかが、本人公表・公式発表の実額だけで分かります。世界トップは約3.8億円、日本国内のプロ大会の賞金総額は200万円。その差は約2,300倍です。日本人第一人者・船水雄太選手の2026年7月時点の到達点まで反映しています。確認できない数字は「非公表」と正直に扱います。

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プロの年収はいくら?本人公表・公式発表の実額だけを集めた

結論から書きます。世界トップ選手の年収として本人が公表した実額は、男子第一人者Ben Johns(ベン・ジョンズ)の「2023年に約250万ドル(1ドル150円換算で約3.8億円)」です。米経済メディアCNBCのインタビュー(2024年5月)で本人が明かしたもので、2021年の約25万ドルから3年で10倍に増えたと語っています。内訳は大会賞金よりも、パドルメーカーJOOLAなどとのスポンサー契約・用具契約が大半です。

リーグ全体の規模も公式発表があります。PPA TourとMLP(メジャーリーグ・ピックルボール)を統括するUPA(United Pickleball Association)は、2026年から選手への支払い総額を最大3,100万ドル(約46億円)にすると発表しました。内訳は保証契約1,100万ドル+PPA/MLP賞金1,500万ドル+国際大会賞金500万ドルです。「一部のスターだけが稼げる」段階から、「ツアー全体で生計を立てる選手層ができる」段階に入りつつあります。

数字金額種別出典
Ben Johnsの年収(2023年・本人公表)約250万ドル
(約3.8億円※)
賞金+スポンサー等の合算CNBC(本人インタビュー)
同・2021年の年収(本人公表)約25万ドル
(約3,800万円※)
同上(3年で10倍に)同上
UPAの選手支払い総額(2026年〜)最大3,100万ドル/年
(約46億円※)
保証1,100万+賞金1,500万+国際500万UPA発表(pickleball.com)

※円換算は1ドル150円の概算です。なお、ネット上には「ランク50位以内は1,500万〜3,000万円」といった具体額を出典なしで紹介する記事もありますが、裏付けの取れる一次情報は上の表の範囲です。当サイトは確認できる金額だけを掲載し、伝聞の数字は扱いません。中堅以下の選手は賞金だけでは生活が難しく、レッスンやSNS収入を組み合わせるのが実情とされています。

プロの収入は3つの柱でできている

ピックルボールのプロ収入は、単一の給料ではなく次の3つの合算です。Ben Johns選手が「賞金より用具・スポンサー契約が大半」と語っているとおり、金額の中心は賞金ではありません

中身金額の目安(公表分)
大会賞金PPAツアー・MLP・国際大会の入賞賞金UPAのPPA/MLP賞金枠は年1,500万ドル、国際大会枠は年500万ドル
ツアー保証契約・チーム報酬ツアーとの年間契約、MLPのチームからの報酬UPAの保証契約枠は年1,100万ドル
スポンサー・用具契約パドルメーカー、企業スポンサー非公表(Ben Johns選手はJOOLAと契約。金額は明かしていない)

柱が3本あることは、そのまま「賞金だけでは足りない」ことを意味します。中堅以下の選手がレッスンやSNSの収入を組み合わせるのも同じ理由です。

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日本の大会の賞金はいくらか:プロカテゴリ総額200万円

日本国内で開かれるプロ大会の賞金額は公表されています。2026年2月26日から3月1日に三重県津市(日硝ハイウエーアリーナ)で開催された国際大会「APP JAPAN SKECHERS Open 2026」(主催: 一般社団法人日本ピックルボール協会)の場合、プロカテゴリの賞金総額は2,000,000円です。大会要項にはUS$±12,900と併記されています。

この大会はプロ(賞金あり)と一般(賞金なし)でカテゴリが分かれています。賞金の対象はプロの男女シングルス・男女ダブルス・ミックスダブルスで、各24枠です。一般カテゴリ(19+、35+、50+、60+、U14、U18、車いす)とチーム戦に賞金はありません。国内大会に出ること自体は誰でもできますが、賞金が発生する枠は限られています。

比較金額内容出典
日本の主要プロ大会(1大会)賞金総額 200万円APP JAPAN SKECHERS Open 2026・プロカテゴリ日本ピックルボール協会 大会要項
米国UPAの年間支払い総額最大3,100万ドル
(約46億円※)
保証契約1,100万+PPA/MLP賞金1,500万+国際500万pickleball.com

単純な規模比較で約2,300倍の開きがあります(1ドル150円換算)。日本の大会1つと米国ツアー1年分という性質の違う数字なので厳密な比較にはなりませんが、桁が3つ違うことは変わりません。日本人選手が米国ツアーへ渡る理由は、この構造にあります。賞金だけで生計を立てる前提が、現時点の国内には存在しないためです。

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日本人プロの現在地:船水雄太選手が2026年7月に東京で優勝

日本人選手の最前線は、元ソフトテニス世界王者の船水雄太選手(1993年生まれ・青森県出身)です。2024年に渡米してピックルボールへ転向し、日本人として初めて最高峰ツアーPPAと契約しました。

2026年7月1日から4日にかけて、PPAツアーとして初の東京開催となる「PPA ASIA 500 Sansan TOKYO OPEN 2026」(アリーナ立川立飛・ドーム立川立飛)が開かれました。船水選手はハワイ出身のTama Shimabukuro選手とのペアで男子ダブルスに出場し、優勝しています。日本人男子として初のPPA ASIA制覇で、決勝では元世界ランキング1位のColin Johns選手らを破りました(Visional 2026年7月4日発表)。

レーティングは世界共通のDUPRで男子ダブルス世界25位(2026年6月29日時点)。日本人男子として初の記録です。MLPでは2025年3月に日本人初のドラフト指名(マイアミ・ピックルボール・クラブ)を受け、クラブのプレーオフ進出に貢献して2026年も主力として再契約しています。弟の船水颯人選手らも国際大会に挑戦しています。

日本人選手の年収はいずれも非公表です。ただし収入源そのものは公表されています。船水選手の場合、人材サービスのVisionalによる支援、グローブライド社・DIADEMとのパドル契約、MLPのチーム報酬、PPAツアーの賞金という4つの柱が確認できます。前章の「3つの柱」と同じ構造が、規模は違うものの日本人選手にも成立しているということです。

プロになるには:DUPR→国内大会→海外ツアーの3段階

「プロになるには」の道筋は整理するとシンプルです。①DUPRに登録して実力を数値化する(登録無料。大会のクラス分けにも使われます)→②国内大会で実績を積むピックルボール日本連盟などが大会情報を公開しています)→③海外ツアーの予選・下部大会に挑戦する、の3段階です。船水選手のように他ラケット競技のトップ経験者が短期間で最前線に到達した例はありますが、競技歴の浅いスポーツだけに、今から始めても遅いということはありません。まずは体験会でラケットを握るところからです。

市場の規模:日本33万人・米国2,430万人

年収の水準は、そのまま市場の大きさに連動します。米国の参加者は2025年で2,430万人(SFIA公表)、日本は民間推計で約33万人。この450倍近い差が、賞金総額46億円と200万円という開きの背景にあります。

各国の人数の根拠、日本に公式値が存在しない事情、編集部が実際に確認した全国287施設の分布は、ピックルボールの競技人口は?日本33万人・アメリカ2,430万人で扱っています。

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DUPRとは:世界共通のレーティング制度

DUPR(Dynamic Universal Pickleball Rating)は、実力を2.000〜8.000の数値で表す世界共通のレーティング制度です。試合結果を登録すると、対戦相手との実力差に対して結果がどうだったか(期待に対する実績)で数値が上下します。勝ち負けだけでなく、点差も反映されるのが特徴です。基本利用は無料で、レベルの近い相手を探したり、大会のクラス分けに使われたりします。

2025年7月には、Global Pickleball Federation(GPF)がDUPRを世界統一の公式レーティングとして採用すると発表しました。同時期にアルゴリズムも刷新され、点差を踏まえた期待値モデルへ移行しています。国際的な標準として位置づけが強まっているため、これから大会を目指す人は登録しておくと便利です。

オリンピック採用の現状

結論から言うと、2028年ロサンゼルス五輪にピックルボールは採用されていません。LA28の追加競技は、野球・ソフトボール、クリケット、フラッグフットボール、ラクロス、スカッシュの5競技で、2023年10月のIOC総会で承認済みです(LA28公式の追加競技発表承認時の報道)。ピックルボールはこの中に含まれていません。

2032年ブリスベン大会以降での採用を期待する声はありますが、公式に決定した事実はありません。「将来採用される可能性がある」という段階で、時期を断定する情報には注意が必要です。この記事では、確定している事実(LA28は不採用)と、未確定の見通し(将来は未定)を分けて扱います。

数字のまとめ(出典つき)

項目数値対象年発表元
米国 参加者約2,430万人2025SFIA
米国 前年比+22.8%(3年で+171.8%)2025SFIA
日本 競技人口約33万人(民間推計)2026ピックルボールワン
日本 潜在層約1,189万人(民間推計)2026ピックルボールワン
トップ選手の年収(本人公表)約250万ドル2023CNBC
UPA選手支払い総額最大3,100万ドル/年2026〜UPA
DUPRスケール2.000〜8.000現行DUPR
LA28五輪ピックルボールは不採用2028IOC / LA28

数字だけでなく、まず自分で打ってみる

競技人口の伸びは、始める人が増えている証拠です。数字を眺めるより、一度コートに立つほうがこのスポーツの手軽さが分かります。体験会なら道具を借りてルール説明つきで参加でき、そのままDUPR登録や大会への道につなげることもできます。

近くで体験できる場所は、エリアから探せます。初心者向け体験会を探すか、コート・施設を探すから始めてみてください。ルールの基礎はルール完全ガイド、道具はパドルの選び方で解説しています。地域別のまとめは東京大阪横浜も参考にどうぞ。

これから始める人向けの関連記事

競技の広がりを見て始めたくなったら、まずルール完全ガイドで基本を押さえ、パドルの選び方シューズの選び方ボール完全ガイドで道具を確認してください。一人で準備したい人は壁打ち・家練の練習方法、60代から安全に始めたい人は60代からの始め方も参考になります。

よくある質問

プロ選手の年収はどれくらいですか?

本人が公表した実額では、世界トップのBen Johnsが2023年に約250万ドル(約3.8億円)とCNBCに語っています。収入の大半は賞金ではなくスポンサー・用具契約です。リーグ統括団体UPAは2026年から選手への支払い総額を最大3,100万ドル/年にすると発表しています。日本人選手の年収は非公表です。

ピックルボールのプロになるにはどうすればいいですか?

①無料のDUPRに登録して実力を数値化 → ②国内大会で実績を積む → ③海外ツアーの予選・下部大会に挑戦、が基本の道筋です。日本人初のPPA・MLP選手である船水雄太選手も、渡米から約1年でツアー契約に到達しました。

日本の競技人口は正確に何人ですか?

公式団体による全国推計値は公表されていません。よく引用される約33万人(2026年)は民間1社の推計です。増加傾向は各調査で一致していますが、確定値ではない点に注意してください。

ピックルボールはオリンピック種目ですか?

2028年ロサンゼルス五輪には採用されていません。将来採用される可能性を指摘する声はありますが、公式に決まった事実はありません。

ピックルボールは何人でプレーするスポーツですか?

ダブルス(2対2の4人)が主流で、シングルス(1対1の2人)もできます。コート1面と4人いれば試合ができる手軽さが、競技人口が伸びている理由のひとつです。詳しくはルール完全ガイドを参照してください。

出典・一次情報

数値や採用状況は今後更新される場合があります。引用時は各発表元の最新情報をご確認ください。

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